我が家は共働き&夫婦同じ会社に勤めているので、各自の財布(お給料)はそれぞれ管理して、毎月の生活費を共通の口座に振り込む形式にしています。共同財布(リアル財布やクレジットカード)を作って、夫婦での外出時の買い物や日用品の購入、食材の購入はその中から支払っています。
これまではこのやり方でよかったのですが、第一子出産のため、私が今月から産休に入ったため、見直しが必要になりました。
産休・育休中は、出産一時金や育児休業給付金が出るものの、一時的に妻の収入が減ってしまうので、これまで通り別財布でやっていけるのか?出産を期に別財布を止めるのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家の場合、財布別を継続することとしましたので、財布別を継続するメリットとデメリットを紹介します。
財布別を継続する場合のメリット
そもそも財布別にされている家庭では、夫婦共働きで妻も自立しており、それぞれの収入で生活が成り立っているため、自分の稼いだお給料を自分の好きなことに使えるというのが最大のメリットだと思います。
服を買いたい、化粧品を買いたい、友達とご飯に行きたい。そんな時に自分の稼いだお金を気兼ねなく行うことが可能です。
お財布を一緒にしていると、元は自分で稼いだお金なのに支出の際にパートナーにお伺いを立てないといけないケースも存在し、ストレスですよね。
また、私は自分の資産を運用していますが、旦那は貯金のみ。この辺りのお金の感覚も夫婦で違ったりするので家計を一緒にすることで、私の資産運用方針に旦那の資産を巻き込みたくない、と言う思いもあります。
財布別を継続する場合のデメリット
主に妻側のデメリットに気をつける必要があります。
給付金の振り込みまでにタイムラグがある。
産休・育休中に、出産手当金や育児休業給付金が支払われるとはいえ、これらの給付金は申請から支払いまでにリードタイムがそれなりにあります。
出産手当金は産前・産後の休みの期間に対する手当て金ですが、そもそも申請できるのは産後57日目以降で、職場に申請をします。職場にもよりますが、実際に振り込まれるのは申請から1〜2ヶ月後なので、産休に入ってからそれまでは無給状態です。
その間も毎月共同口座への振り込みを行う場合、妻は貯蓄からその費用を捻出する必要があるため、無給期間に生活可能な貯金がない人は注意が必要です。
給付金の金額は給料と比較して減少、ボーナスも出ない。
出産手当金は、お給料の67%が出ますが、上限もあり基本的には休み前の給料からは金額が減ります。また、ボーナスは働いていないと当然支給されません。
にも関わらず、毎月の共同口座への振り込み金額が休み前と同じ場合、振り込んだ後に手元に残る金額が少なく、妻が生活できない事態になってしまう可能性があります、その場合はそもそも別財布にすると言うルールが破綻しているので注意が必要です。
夫婦別財布を継続するための共通口座への入金額の見直しが必要。
一時的に妻の収入は減ってしまうけれども、お互い自由に使える財布があった方が良い!と言うことで、我が家は夫婦別財布を継続することにしましたが、共同口座への入金額は夫婦で話し合って見直しが必要です。
別財布のデメリットである無給期間や、妻の収入の減少を踏まえて、これまでは同額を共通口座に入れていた場合でも配分を話し合った方が良いです。
我が家の場合は、共通口座に振り込んだ後に残る手元の金額が同じくらいになるように、入金額を決定しました。月のお小遣いの金額は同じ、と言う考え方ですね。
だったら、全額お互い共通口座に振り込んで、お小遣い制にすれば?との声も聞こえてきそうですが、一定金額を生活費として共通口座に自発的に振り込む方が、自分の資産をコントロールできている感覚が持てていいと思います。
また、旦那からしても残業を多くした時は少し多めに手元にお小遣いが残ったりするので、完全に没収されるよりも頑張って働いた分お小遣いが増えるのでいいと思います。(無駄な残業はしない前提ですが。)
生活&子供の教育費を確保した上で、自分個人が生きていくだけのお小遣いが確保できればOkです。
子供ができたタイミングで同じように家計管理に悩まれている方の一つの選択肢として参考になれば幸いです。